ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-
―俺たちスーパーポリスメン―
HOT FUZZ /hat faz/ 《俗》
1 [the〜]集合的に;単数・複数扱い]熱心な警察、熱いサツ
2 激熱なポリ公、熱デカ、イカした警察(マッポ・サツなど)
Introduction
熱(HOT)い想いが体制を動かす!
署名運動によって公開が実現した『ホテル・ルワンダ』。テレビ版の声優による吹き替えを求める署名運動により、映画版声優が変更になった『ザ・シンプソンズ』。
そして、2008年。"映画「Hot Fuzz」の劇場公開を求める会"によるネット上での熱烈な署名運動により遂に劇場公開が決定した。『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』である。
本国イギリスでは3週連続NO.1(公開3日間ではなんと約12億円の興行収入!)を記録し、海外映画評NO.1サイト「ロッテン・トマト」では脅威の89%の満足度という実績があるのにもかかわらず、監督・キャストが日本において、まだ広く知られていない事と海外コメディ映画は儲からないという定説のもと、劇場公開が危ぶまれていた本作。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が「数々の傑作ゾンビ映画にオマージュを捧げた秀作。最高に笑える!」と絶賛、ゾンビ映画の巨匠のジョージ・A・ロメロは「完全無欠の面白さ!」とこちらも絶賛で日本でもいまだに根強いカルト的な人気を誇る映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督&サイモン・ペッグ&ニック・フロストのメンバーが再び組み、新たに世に送り出した傑作映画が遂にここ日本に上陸する!
熱(HOT)くはちきれそうな映画への愛、満載!
ロンドンのエリート警官が、その優秀すぎる能力を妬まれ、イギリス一安全な田舎町のサンドフォードに左遷される。一見のどかな田舎町だが、何かがおかしいこの村。村という古くからの体制へ対して警察コンビが立ち向かうこのストーリーは、エドガー・ライト監督と主演のサイモン・ペッグが『ショーン・オブ・ザ・デッド』同様共同で脚本を書き上げている。
アクション映画を筆頭に彼らが大好きなすべての映画へのオマージュを惜しげもなく詰め込みながらも、過去作品をバカにするようなパロディ色は一切なく、リスペクトのみが溢れかえっている。卓抜なストーリーテリングで、すべての観客を自然に魅了し、驚かせる事間違いない。
「満点!ハリウッドのブロックバスターのアクション映画への見事なイギリスからの回答だ」(J・R・ジョーンズ/シカゴ・リーダー) 、「今年の英語圏の映画で最もスマートで確実にベストの作品!」(リチャード・コルリス/タイム)などとアクション・コメディとして世界中で高い評価をうけている!
ピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ監督)やケイト・ブランシェット(アカデミー賞受賞)も熱烈ラブコールし、カメオ出演しているのを代表に数々のサプライズ出演あり!
出演者として米アカデミー賞受賞経験を持つジム・ブロードベント、パディ・コンシダイン、ティモシー・ダルトン、マーティン・フリーマン、ポール・フリーマン、ビル・ナイ、アン・リード、ビリー・ホワイトロー、スチュアート・ウィルソン、エドワード・ウッドワードなどイギリスの一流俳優陣がこぞって出演するなど、エドガー・ライト監督の次世代の才能への期待がうかがえる。
Story
ニコラス・エンジェル巡査(サイモン・ペッグ)。生まれも育ちもロンドン。1993年カンタベリー大学政治学科社会学科、共に主席で卒業。首都警察での検挙率は400%ぶっちぎりでナンバー1。ここ一年間で9回の特別表彰を受けるスーパー警官である。が…。
彼はその優秀すぎる能力ゆえに組織内で妬まれ、地方へと左遷される。配置転換先は、犯罪が全くなく、イギリス一安全で、何度もビレッジ・オブ・ザ・イヤー("イギリス国内最優秀の村")を受賞している田舎の村、サンドフォード。
活発な都会から、園遊会警備やご近所の集会主流の仕事の中で、エンジェルはなかなか自分の状況になじめず、トロくてお人好しの警察署長の自慢息子、若手警官のダニー・バターマン(ニック・フロスト)と相棒を組まされる。ダニーはとにかく大の警察映画マニアで、ロンドンからスーパー警官がきて自分とコンビを組んだ事で大舞い上がり!ただし、大真面目なエンジェルはダニーと上手くかみ合わず、すべてに戸惑っていた。が…。
突然田舎の村を揺るがすような不気味で残虐な事故(事件?)が発生する。
状況からも明らかに犯罪と確信したエンジェルは、ロンドン時代に得た方法で相棒のダニーと共に捜査を始める。捜査の結果、実はサンドフォードは見た目通りののどかな村ではないかもしれないと気づく。ただ、他の警察署員を始め、村全体が、「これはただの事故だ」とまったくもって能天気。
その後も次々と残虐な事故(あきらかに事件…。)が起こっていくが、変わらず能天気な署員たちに、ノイローゼ気味なエンジェル。
エンジェルはイギリス一安全で、すばらしい村の中で正気を失ってしまっただけなのか?
はたまた、もっと邪悪なことが起こりつつあるのか?
とにかくこの村は何かがおかしい・・・。立ち上がるエンジェル&ダニーを待ち受けていたものとは!?
Cast
・サイモン・ペッグ(ニコラス・エンジェル)
1970年2月14日、イギリスのグロスター生まれ。TVと映画界の両方で活躍。ブレイクのきっかけとなったチャンネル4のコメディドラマ「Spaced」(99〜01)では、共同脚本と出演をこなした。初めて映画脚本を書いた作品『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04)ではタイトルにもなっている主人公ショーンを演じ、批評的にも商業的にも輝かしい成功を収めた。ワーキングタイトル社が製作したこの作品はUKボックスオフィスで1位、USAボックスオフィスでは5位に入る興行成績を記録した。この映画の成功をきっかけに『M:i:V』(06)でイーサン・ホークを援護する役で出演。今後の出演作にはJ・J・エイブラムス監督の大作『スター・トレック』(08)が控える。その他の出演作品には『チューブ・テイルズ』(99)、『バンド・オブ・ブラザーズ』(01)、『24アワー・パーティ・ピープル』(02)などがある。大作アニメ映画『Free Jimmy』(06)では、脚本を提供。現在、米英両国の映画会社と脚本プロジェクトについても話し合いに入っている。
・ニック・フロスト(ダニー・バターマン)
1972年3月28日、イギリスのエセックス生まれ。チャンネル4の「Spaced」(99〜01)で演じた、ずんぐりした拳銃狂いのマイク・ワット役で一躍人気者となる。この役はもともと、プライベートでも親友のサイモン・ペッグを楽しませるために自らが考え出したキャラクターだった。「Spaced」シリーズの撮影がきっかけとなり、英国で最も出演依頼の多いコメディ俳優となる。最近では、BBCのTVシリーズ「Spine Chillers」(03)、ブエナ・ビスタの長編映画『キンキー・ブーツ』(05)にも出演している。もちろん、『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04)でも本作同様サイモン・ペッグの相棒役として出演。映画界でのキャリアを確立させた。近日放映予定のBBC2の新作SFコメディシリーズ「Hyperdrive」では主役を演じるなど、正真正銘の売れっ子である。
・ジム・ブロードベント(フランク・バターマン/サンドフォード警察署長)
英国で最も優れて有名な俳優のひとり。『アイリス』(01)で演じた役は批評家に絶賛され、米アカデミー賞とゴールデングローブ賞の最優秀助演男優賞を受賞。同年、バズ・ラーマン監督の『ムーラン・ルージュ』(01)ではニコール・キッドマンと共演し、英アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した。
・ティモシー・ダルトン(サイモン・スキナー/地元スーパーマーケット経営者)
最も有名な役は、『007 リビング・デイライツ』(87)や『007 消されたライセンス』(89)で演じたジェームズ・ボンド役。「ゲド戦記」の英語版のゲドの声優も務めている。
・パディ・コンシダイン(アンディ・ウェインライト刑事)
・レイフ・スポール(アンディ・カートライト刑事)
・マーティン・フリーマン(ロンドン警視庁 巡査部長)
・スティーブ・クーガン(ロンドン警視庁 警部補)
・ビル・ナイ(ロンドン警視庁 警部)
Staff
・エドガー・ライト(監督・脚本)
1974年4月18日、イギリスのドーセット州プール生まれ。14歳で初のコメディ映画を制作。大学時代を通して創作を続け、学友の助けを借りて史上初の「予算ゼロ」の長編作品『A Fistful of Fingers』(94)を製作。この作品は西部劇のパロディで、スカイムービーズで放映され、劇場限定公開された。若干20歳だった。これがきっかけでテレビのコメディ番組の多くの監督するようになる。「Spaced」(99〜01)はチャンネル4で99年に放送され、英国コメディ賞、英アカデミー賞、モントルー賞にノミネートされた「Spaced」の第1シリーズは、登場直後からヒットし、監督としての才能とユニークな映像スタイルが多くの批評家の目に留まった。これによりイギリスコメディ界で最もエキサイティングな若手監督としての地位を不動のものとした。第1シリーズ以上の成功を収めた「Spaced」の第2シリーズは、英アカデミー賞とインターナショナル・エミー賞にノミネートされ、アメリカCAAのエドガー・ライト争奪戦が始まった。長編デビュー作の『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04)は世界中でヒットし、特に若者の支持を強く得た。『グラインドハウス』(07)ではフェイク予告編の『Don't』を監督して、フェイク予告編の中でも傑出した出来を示す。人気バンドの元アッシュのシャーロット・ハザレイの「Bastardo」のPVも監督。このPVにはサイモン・ペッグも出演している。
・ニラ・パーク(製作)
「バラエティ」誌の「2005年に見るべきプロデューサーのトップ10」に選ばれ、UKフィルムカウンシルのハリウッドでの設立記念セレモニーでは「躍進する英国人」に選ばれた。04年の大ヒット作『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04)を製作。ロンドンの独立系制作会社ビッグトーク・プロダクションズの副会長であり共同経営者を務める。
・ティム・ビーヴァン/エリック・フェルナー(製作)
このふたりが92年以来共同責任者を務めるワーキングタイトル・フィルムズは、ヨーロッパ屈指の映画制作会社で、ジャンルも観客層も問わない幅広い作品を放ち続けている。主な作品は『デッドマン・ウォーキング』(95)、『ファーゴ』(96)、『エリザベス』(98))、『ビーン』(97)、『ノッティング・ヒルの恋人』(99)、『リトル・ダンサー』(00)、『ラブ・アクチュアリー』(03)、『ブリジット・ジョーンズ』シリーズなど。エドガー・ライト監督の大ヒット作『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04)でも数々の賞を受賞した。
エドガー・ライトが本作で特にインスピレーションを得た作品リスト(※一部抜粋)
・『ハートブルー』(91年) ・『バッドボーイズ2バッド』(03年)
・『フレンチ・コネクション』(71年) ・『L.A.コンフィデンシャル』(97年)
・『ダーティハリー』(71年) ・『ダーティハリー2』(73年)
・『ダーティハリー4』(83年) ・『密殺集団』(83年)
・『ポリスストーリー』(92年) ・『スーパーコップス』(74年)
・『ヒート』(95年) ・『デスペラード』(95年)
・『わらの犬』(71年) ・『ウィッカーマン』(73年)
・『リーサル・ウェポン』(87年) ・『ドミノ』(05年)
・『オーメン』(76年)
Cast
Nick Angel:Simon Pegg ニコラス・エンジェル:サイモン・ペッグ
Danny Butterman :Nick Frost ダニー・バターマン:ニック・フロスト
Frank Butterman :Jim Broadbent フランク・バターマン:ジム・ブロードベント
Simon Skinner:Timothy Dalton サイモン・スキナー:ティモシー・ダルトン
Paddy Considine :Andy Wainwright パディ・コンシダイン:アンディ・ウェインライト
Rafe Spall :Andy Cartwright レイフ・スポール:アンディ・カートライト
Met Sergeant:Martin Freeman ロンドン警視庁巡査部長:マーティン・フリーマン
Metropolitan Police Inspector:Steve Coogan ロンドン警視庁警部補:スティーブ・クーガン
Met Chief Inspector:Bill Nighy ロンドン警視庁警部:ビル・ナイ
Staff
Director : Edgar Wright 監督:エドガー・ライト
Writer:Edgar Wright Simon Pegg 脚本:エドガー・ライト サイモン・ペッグ
Producer:Ira Park、Tim Bevan、Eric Fellner 製作:ニラ・パーク、ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
executive producer :Natascha Wharton 製作総指揮: ナターシャ・ワートン
line producer:Ronaldo Vasconcellos ラインプロデューサー: ロナルド・バスコンセロス
Cinemarography:Jess Hall 撮影:ジェス・ホール
Film Editing:Chris Dickens 編集:クリス・ディケンズ.
Music:David Arnold 音楽:デビッド・アーノルド
music supervisor :Nick Angel . 音楽スーパーバイザー: ニック・エンジェル
<日本語ロゴ>
監督・脚本:エドガー・ライト『ショーン・オブ・ザ・デッド』
出演:サイモン・ペッグ『ショーン・オブ・ザ・デッド』 / ニック・フロスト『ショーン・オブ・ザ・デッド』
配給:株式会社ギャガ・コミュニケーションズ powered by ヒューマックスシネマ(ギャガUSENロゴ)
宣伝:ギャガ・コミュニケーションズ宣伝部×スキップ
提供:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
協力:スタジオ・カナル
製作:ワーキングタイトル・プロダクション
原題:HOTFUZZ /2007年/イギリス/カラー/シネスコ/ドルビーデジタルEX/120分/R-15
http://hotfuzz.gyao.jp
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