ザ・マスター
初期作品から批評家筋をだまらせる根っからの映画作家ポール・トーマス・アンダーソン監督は、本作をもってカンヌ、ヴェネチア、ベルリンの世界三大映画祭の監督賞に輝くという偉業を成し遂げた。
物語は第二次世界大戦末期から始まる。海軍での海外赴任から戻った帰還兵のフレディ・クエルは、デパートでのカメラマンとして一般生活に戻っていたが、戦地でハマったアルコール依存を断ち切れず、職場で問題を起こしてしまう。その後も普通の生活に適応できず、放浪生活をしていた彼は、あてのない旅に出た彼は、密航した船で「ザ・コーズ」という教団に遭遇し、その船の主であり、指導者であるランカスター・ドッドに迎えられる。そこからフレディの人生は180度変わる。ドッドはあるメソッドで悩める人々の心を解放し、カリスマ的な人気を得ていた指導者だった。フレディは次第にその右腕として地位を得ていくが、その陰にはドッドの妻が潜んでいた―。そして3人の関係は変化を遂げ、教団をも変えていくのだった。
キャスト:ホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス
(C) MMXII by Western Film Company LLC
配給:ファントム・フィルム
映画公式サイト
3月22日(金)TOHOシネマズ シャンテ、新宿バルト9ほか全国ロードショー