60歳のラブレター
そこに綴られるのは、彼らが歩んできた日々と、それぞれの今、そしてこれから――。
大手建設会社の定年退職を目前に控え、第二の人生をはじめようとする孝平と、専業主婦として家族に尽くしてきたちひろは、離婚を決意。お互いが別々の道を歩み始めたとき、新婚当初ちひろが30年後の孝平に宛てて書いた手紙が、時を経て届けられる──。
5年前、愛妻に先立たれ娘と暮らす医師・静夫は、医療小説の監修を求められ、翻訳家として第一線で活躍する麗子と出会う。新しい恋に臆病だった2人に勇気をくれたのは、思いがけない人からの英文ラブレター。
青春時代にビートルズを謳歌し、今は魚屋を営む正彦と光江。口げんかは絶えずとも、友達のような2人に訪れた悲しい出来事。手術にのぞんだ光江が眠る病室には正彦が弾き語るギターの音色が響く。それは2人の思い出の曲──。
長年連れ添った夫婦が、感謝の言葉をはがきに綴る応募企画「60歳のラブレター」に着想を得た本作でメガホンをとるのは、若手監督・深川栄洋。脚本は、「ALWAYS 三丁目の夕日」の古沢良太。そして、豪華キャスト陣が、歳を重ねてこそ感じる迷いや焦り、喜びや幸せ、そしてかけがえのない大切な人との絆を丹念に演じます。これからの人生をよりよく、美しく、輝いて生きていこうとするすべての大人たちに、勇気と希望を与えてくれる感動作。
監督:深川栄洋 脚本:古沢良太 プロデューサー:鈴木一巳、三木和史 原案:「60歳のラブレター」(NHK出版)
配給:松竹
5月16日(土)より、全国ロードショー
(C)2009「60歳のラブレター」フィルムパートナーズ
www.roku-love.com