クリーピー
クリーピー
6月18日(土)全国ロードショー
原作は、ある夫婦の日常が、“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描き、作家・綾辻行人も「展開の予想できない 実に気味の悪い(クリーピーな)物語」と絶賛した小説。『CURE』『回路』など数々の恐怖映画を手掛け、最新作『岸辺の旅』が本年度の第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞した名匠・黒沢清監督が待望の映画化! 主演は、『ニンゲン合格』(99)、『蟲たちの家』(05/オムニバス)、『LOFT ロフト』(05)に続き、4度目の黒沢清監督作への出演となる西島秀俊。さらに、竹内結子、川口春奈、東出昌大、そして同じく黒沢監督作には『蛇の道』(98)、『トウキョウソナタ』(08)、「贖罪」(12/TVドラマ)に続き4度目となる香川照之ほか、日本映画界を代表する豪華キャストが集結。隣人の顔をも知らずに生活する現代に忍び寄る圧倒的な恐怖。日常が戦慄へと変貌する、驚愕のサスペンス・スリラー!
元刑事で今は犯罪心理学者の高倉(西島秀俊)は、かつて同僚だった刑事・野上(東出昌大)から、六年前に発生した一家失踪事件の分析を依頼される。しかし事件唯一の生き残りである長女・早紀(川口春奈)の記憶をたどるも、核心にはたどりつけずにいた。
一方、高倉が妻・康子(竹内結子)と共に最近引っ越した新居の隣人は、どこかつかみどころのない家族だった。病弱な妻と中学生の娘・澪をもつ主人・西野(香川照之)との何気ない会話に翻弄され、困惑する高倉夫妻。そしてある日、澪が告げた言葉に、高倉は衝撃を受ける。
「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」
未解決の一家失踪事件と、隣人一家の不可解な関係。二つの繋がりは、本当の恐怖の始まりでしかなかった―。

監督:黒沢清
出演:西島秀俊 竹内結子 川口春奈 東出昌大 香川照之ほか
(C)2016「クリーピー」製作委員会

配給:松竹、アスミック・エース